HPE Aruba Networking CX スイッチシリーズの OS である AOS-CX 10.16 がリリースされました。本バージョンは LSR (Long Support Release) 扱いのメジャーバージョンとなっておりますが、色々と機能面も追加されております。細かなアップデートも多数ありますが、本投稿では4つのアップデートについてご紹介したいと思います。
6100 及び 4100i VSFサポート
スタック技術である VSF は従来、6200, 6300L, 6300M/F シリーズで対応しておりましたが、エッジスイッチとしてよくご利用頂いている 6100 と、高耐久性のスイッチである 4100i においてもサポートされるようになりました。
- 6100 : 最大6台までのスタックをサポート。24/48ポートモデルはモデルを混在しての構成が可能。12ポートモデルは同一モデルのみのスタックをサポート。スタックポートとして 1/10G SFP, 1G-T ポートを利用可能(スタックポートの速度は合わせる必要あり)
- 4100i : 最大4台までのスタックをサポート。モデルを混在しての構成が可能。スタックポートとして 1/10G SFP, 1G-T ポートを利用可能(スタックポートの速度は合わせる必要あり)
- 6100, 4100i 共通 : VSF では VSF Link (スタックリンク) のすべてで障害が発生した場合、スタックの分断を検知する機能を有しております。両機種では専用のVLANを作成し、直結または同じ管理ネットワークを通じて、スタックの分断検知を実装することができます。
英語になりますが、VSF Guide の記載もアップデートされております。
https://arubanetworking.hpe.com/techdocs/AOS-CX/10.16/HTML/vsf/Content/Chp_Pro_Fea_Det/pro-fea-det.htm
6300M/F VSXサポート
VSX は MC-LAG を使用した主にデータセンター向けスイッチで実装されている冗長技術ですが、HPE Aruba Netwoking CX スイッチではデータセンターだけでなく、キャンパスコアでも多く利用されています。そこに、キャンパス向けボックススイッチである 6300M/F シリーズでも VSX を利用できるようになりました。6300M/F は従来から対応している VSF と新たに対応した VSX を選んで利用することができます。
VSF 及び VSX の説明につきましては下記の投稿をご参考ください。
CX Switchのネットワーク冗長機能 VSF と VSX
ZTP Using ZTPサポート
ZTP (Zero Touch Provisioning) はスイッチへの設定を効率的に行える機能として、従来から HPE Aruba Networking Central を使った対応や、DHCP/TFTP サーバーを使った対応ができますが、新しくZTP Using USB がサポートされました。これはスイッチ本体の USB ポートにコンフィグやファームウェアが格納された USB メモリを挿入して起動することで、格納されたファイルを読み込み起動する仕組みとなります。これにより HPE Aruba Networking Central や DHCP/TFTPサーバーもない環境において、CLI 操作なしで設定の投入や復旧が可能となります。
下記で説明を行っていますので、ご参考ください。
[CX-Switch] ZTP (Zero Touch Provisioning) Using USB によるスイッチの設定
Interface Persona (Interface Template) における対応コマンド追加
Interface Persona はインターフェーステンプレート機能となっており、ポートに設定するコマンドをテンプレートにしてポートに適用することで、共通化された設定を複数ポートに展開できる機能です。従来から VLAN や STP などの機能に対応していましたが、新しく port-access コマンド(認証系コマンド)も扱えるようになりました。
Interface Persona に自体については、過去のものですが下記の YouTube 動画で解説されています。(英語なので、日本語字幕にしてご参照ください)
HPE Aruba Networks AOS-CX 10.10 - Global configuration and interface personae Update
<2025/9/3 追記>
英語にはなりますが、下記でも10.16のリリースアナウンスメントが行われています。上記でご紹介した以外にも色々とエンハンスされており、資料も上がっておりますので、ご参考下さい。
Announcement: AOS-CX 10.16.1006 Release and Technical Resources
HPE Aruba Networking CX スイッチシリーズを引き続き宜しくお願い致します!
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Shingo Namitoko
HPE Aruba Networking Employee
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