AOS8.7(Centralは2.5.2)から利用できるAirSliceは、新しい形でWi-Fiの品質を向上することが出来ます。従来のWi-FiのQoSにはWMMというものがあり、トラフィックを4つのカテゴリに分類し、優先制御をすることで品質を向上させていました。しかし、Wi-Fiの利用が増加していく中、複数のアプリケーションがWMMでは同じカテゴリに分類されてしまい、品質の向上が難しくなってきていました。
ArubaのAirSliceでは、WMMのカテゴリをさらに4つのキューに分け、DPI(Deep Packet Inspection)を使ってアプリケーションを識別することで、Business Criticalなアプリケーションを他よりも優先し、今まで以上に安定して利用頂くことが可能です。

さらに、AirSliceのメリットとして、アプリケーション毎の品質をCentral、AirWave、Mobility Masterなどの管理ツールで可視化することができます。以下はAirWaveとMobility Masterの例で、アプリケーション毎のdelay/jitter/packet lossを確認できます。


同様のデータをCLIでも確認できます。
(mm-demo) [mynode] #show airslice-visibility client 10:6f:3f:59:1e:3c
Application Stats for client 10:6f:3f:59:1e:3c
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Application Tx packets Tx packets lost Jitter (usec) Delay (usec)
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zoom 4 0 65 1963
slack 25 0 0 1168
office 365 2 0 0 1041
dropbox 4 0 3 785
teams 19 0 29 1269
対応していないアプリケーションの場合はCustomで設定することも可能です。Custom設定も可能です。Custom設定の場合は、ACLベースで5 Tupleのみ設定可能です。
現時点(AOS8.7, 2020年9月25日)では、AP-535, AP-555 のみでのサポートとなる点と対応しているアプリケーションも限定的なので、詳細はこちらのTech Briefとマニュアルをご参照ください。
・AOS8, Mobility Master利用時のマニュアル
・IAP, Central利用時のマニュアル